◎認知症の家族にどう接すれば良いのでしょうか!?

「認知症だからって、本人が何もわかっていないのは」誤りです!!

 

  • 認知症の症状が進行しても、感情やその人らしさがなくなる事はなく残っています。介護者が認知症の人の気持ちに寄り添って、尊厳を保ち、不安や苦しみ、孤独感などを和らげる関わり方や環境作りができれば、認知症の症状も緩和され軽減するといわれています。

◎介護者の勘違いは認知症の方を苦しめる原因

1.介護者の中には「認知症=何も分からない」と思っている人がいます。それは大きな間違いで、認知症という病気になったご本人を苦しめる事につながってきます。

 

2.もの忘れが増えたり、記憶体験を失うことで今まで出来ていた事が急にできなくなったり、ご本人が1番戸惑っています。その気持ちに介護者は寄り添う事が大切です。

 

3.認知症の症状が進行して、言葉で自分の意思を表現できなくなってからも、今まで生きてきた誇り、子供や動物、植物などの慈しむ(いつくしむ)気持ちなど、豊かな感情は保たれている事が多いです。

 

4.介護者が「認知症=何も分からない」と、乱暴な言葉や態度、子供のような扱いを行うことで、認知症の方の自尊心を傷つけ、感情が不安定になり、攻撃的な行動や認知症の悪化につながっていきます。

◎その人らしさ(個性)を大切に!!

【決め付けが1番ダメなんです】

 

1. 「認知症だからできない、分からない」と決め付けてしまうのは避けましょう。認知症だからと、その人が歩んできた記憶・体験が全て駄目になるのではなく、その人が歩んできた人生を思い浮かべながら、今できる事をやって頂くのが、その人の尊厳を保ち、その人らしい人生を歩むことができます。

 

2.言葉にできない人や、上手く表現ができない人に対しては「その人の情報を収集して、読み取るような姿勢も大切です」

 

3. 最期まで「「人間らしく」「その人らしく」を大切に接するのが1番です。

◎肯定する気持ちが大切

【頭ごなしに否定していませんか!?】

 

  • 頭ごなし否定してまううと認知症の方の場合、なぜ否定されたのか叱責(しっせき)されたのか理解できずに苦しむ事があります。
  • 理屈に任せた説得を試みたりすると、逆に罪悪感や孤独感をつのらせてしまう事が多いです。
  • 誤りや失敗に対しても「大丈夫、大丈夫」と肯定する気持ちを示すのが良いです。肯定される事で罪悪感や孤独感が和らぎ安心します。
  • 失敗しても安心できるんだって思える環境づくりが大切です。

◎認知症の人とのかかわり方ポイント

  1. その人の自尊心や個性を尊重する。
  2. 言葉になりづらい気持ちを推量する。
  3. 間違いや失敗を「大丈夫だよ」と受け入れる。
  4. 役割が果たせるように支援する。
  5. 言葉だけでなく笑顔やスキンシップも心がける。
  6. ひとりではなく、複数の人で支える。